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zoom RSS 【「カネ」はなくとも子は育つ  森永 卓郎著  中公新書ラクレ】

<<   作成日時 : 2005/01/21 18:17   >>

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大多数のサラリーマンの年収が300万円台になると主張する著者の子育て論です。

「小泉構造改革」と「ゆとり教育」の結果、子供の教育に熱心にお金をかけても(高校まで私立で大学だけ国公立であった場合は子供1人当たり5000万円もの額との試算です(p.40))。また、エリート層になるのは1%(p.67)で、もはや投資というよりもギャンブルに近い(p.67)とのことです。万が一、子供がニートやフリーターになった場合は正社員とは生涯賃金や納税額、年金受取額で相当な差がつき(p.75-76)、これを防ぐには、親が自分自身の人生を楽しみ、それを子供にプレゼンテーションすることが大事である(p.96)との主張です。エリート以外なら同じじゃないかというとそうではなく、エリート層の意向に左右されないまともな大人に育てる(p.126)ことが重要とのことです。第4章以降で、お金をかけずにどのように子供を育てるかが述べられます。

主張には未来の予測が前提となっており、予測があたらなかった場合にどうなるかが問題といえば問題ですが、子育ての方法として提案されているものには特に斬新なものはありません。ですから、予測が外れた(年収300万円台にはならないとか)場合でも、十分に通用するものと思われます。個人的には、あまりにも斬新な子育て方法では却って子供がグレる気がしますので斬新じゃない方が好感が持てます。(その代わり、どこかで読んだり聞いたりした子育ての方法を改めて読むのは得をした気分にあまりならないのも事実ですが。)

子供への勉強のさせ方について、内発的動機と外発的動機について述べられており、これもどこかで聞いたことがあるような気がしますが、改めて読んで子育てに応用する意義を確認できます。子供の勉強と内発的動機・外発的動機、そしてその動機を奪うことについて述べられており、物で釣るのは良くないことが述べられます。将来、子供を育てる時に注意しないといけないですね。

他にも社会の厳しさを教えることが必要なことが述べられています。これも大事なことですね。社会や他人は厳しいです。結局、平常時で健康なら、まずは自分が頼りの世の中です。

金をかけてもまともな大人になるとは限らないので親が労力をかけなさいということだと思います。でも、平均的には労力をかけたほうがよいのかもしれませんが、労力をかけてもまともな大人にならない場合もあるでしょうから、そんな時は思いつめて子供を殺したりしないで、著者の言うように自分の人生を楽しむことが第一ではないだろうかと思う、子供の居ない無責任な私です。

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