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zoom RSS 【京大人気講義シリーズ 運動科学 アスリートのサイエンス 小田伸午著 丸善株式会社】

<<   作成日時 : 2005/05/06 17:34   >>

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京都大学での運動科学の講義を基にかかれた本。授業の雰囲気は後半の学生レポート紹介で伝わってきます。

運動科学の最初の授業では、「視覚の虜」というキーワードについて説明されるそうです。動作を目で見て確認し欠点を見つけて欠点を直すことで、却って別の欠点を生み出してしまうことの表現です。「意識をはずす」という言葉も紹介されます。欠点となっている部分を直接修正するのではなく、別の部分を意識して修正することで欠点が直ることです。プロローグで野村克也氏の本からの引用で具体例が紹介されています。スポーツは全くしない私ですが、感心してしまいます。

意識と運動について、第5章で陸上短距離を例に具体的に解説されています。カール・ルイス、リロイ・バレルと日本の選手の走りを比較した結果、速く走るためには脚を後方へ鋭くスイングすることが重要であることがわかりました。それでは速く走るためには意識して脚を後方へひきつけると良いのかというと、そうではないようなのです。カール・ルイスのコーチは、脚をターンオーバーさせること、脚を真下に踏みつけること、この2点が重要と話したそうです。逆に、脚を後方へ意識して引き戻すと却ってスピードが落ちるそうです。客観的な運動と主観的な意識が見事に違う例が紹介されています。

砲丸投げ、野球、短距離走、サッカーなどの世界の一流選手の動きをいろいろ解析されているのも面白いです。その中での共通項として、一流選手は二軸運動であるということが説明されます。このあたりは、ナンバ走りなどとも共通するものがあります。コーチの方には参考になるのではないでしょうか。客観的には二軸であっても、主観的には別な感覚かもしれませんが。

学生のレポートの章では学生が講義を実際のスポーツに応用しようとする姿勢が読め、この講義が実際に役立つ講義・知識という点で有用であることがわかります。

残念なのは、読んだだけでは一流選手にはなれず、読んでも主観的な動きとしてどのようにすればよいかは個人の努力にかかっていることでしょう。やっぱり上達するには練習しないとね。

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