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zoom RSS 毎日新聞から   北海道新聞:道警の公式見解取材せず記事に 疑惑浮上

<<   作成日時 : 2006/01/31 21:22   >>

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本日、読売新聞のサイトを見ていたら次のような記事が出ていました。

北海道新聞が「泳がせ捜査」記事で役員・社員7人処分

 北海道新聞社(道新、札幌市)が、北海道警の捜査に関する報道について「誤った印象を与える不適切な記事だった」としておわびを掲載した問題を巡って、同社は31日、新蔵博雅・編集局長を減給(役員報酬30分の1、1か月)とするなど、役員と社員の計7人の処分を発表した。
 (中略)
 問題の記事は、昨年3月13日付の朝刊社会面に掲載した「道警と函館税関『泳がせ捜査』失敗 覚せい剤130キロ道内流入?」。道警と函館税関が「泳がせ捜査」に失敗し、覚せい剤約130キロと大麻約2トンが道内に流入し、密売された疑いがあると報道した。
 これに対し、道警は「(このような)事実が存在しない」と記事の訂正と謝罪を要求していた。
(2006年1月31日19時1分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060131i211.htm


普段、社会時評なんてしない(私が書いたって、そんなもの誰も興味ないでしょう?)のですが、さすがに頭にきたので書かせてもらいます。

北海道新聞(道新)というのは北海道内で最も購読されている新聞です。北海道警察(道警)の裏金事件のスクープで新聞協会賞をもらったはずです。(ちなみに、私は北海道に住んでおりますが、道新は購読しておりません。匿名でいろいろな方の意見が述べられる、はいはい道新です、というコーナーが、感謝の気持ちが述べられることもあるのですが、特定の相手(主に役所や公共交通機関)を事情も考えず匿名で批判というのが嫌いだからです。苦情は直接言えばいいし、そうすべきです。)

そんな道新ですが、昔、内部で横領事件(だと思うのですが)がありました。
藤代裕之さんのブログ
に詳しく書かれていますが、そのときの対応がどうにも不徹底だったのが記憶にあります。自分の会社での事件も満足に調査できずに、なあなあですませて、人のことを批判するというのは筋が通らないと思いました。それ以降、道新の記事を見るたびに、どこか冷めながら読んでいました。他人を批判するような記事は、「何を偉そうに」というのが感想でした。

その道新が、道警が泳がせ捜査に失敗したとの記事を出したのは去年の3月13日です。その記事についてのおわび記事が今年1月14日に出ました。


さすらいの道民さんのブログ
に、その日の朝刊が詳しく出ています。是非見てください。記事が中途半端です。

さて、毎日新聞のサイトでは、道警の公文書を調べた結果が出ていました。


北海道新聞:道警の公式見解取材せず記事に 疑惑浮上

道警などが「泳がせ捜査」に失敗し、覚せい剤などが大量に流入した疑いがあると報じた北海道新聞の記事の中で、事実関係を否定したとされる道警の部署などを同社が「取材源の秘匿」を理由に明示できていないことが31日、毎日新聞に開示された道警の公文書で分かった。道警の公式見解を取材せずに記事が作られた疑いが浮上した。
(中略)
 道警は再質問状で、誰に確認したのかを明らかにするよう改めて求めたが、同社は「弊社にコメントしただけで道警本部内での立場が悪くなることが予想される」との理由で取材先の明示を重ねて拒否した。
 これに対し、道警広報課は「(中略)仮に事実関係を否定した道警幹部がいたにしても、その幹部の立場が悪くなるわけがなく、取材源の秘匿とは次元を異にする」と話している。


太字は私が強調してつけたところですが、道警広報課の言う通りだと思います。自分の組織のことを悪く言わなかった人の立場が悪くなる理由がまったくわかりません。道新が組織での立場が悪くならない取材源を示せないということは、取材に基づいた記事ではないという可能性があるということですか?

さらに、毎日新聞の解説では、
 北海道新聞社が道警に提出した回答書で、「泳がせ捜査の失敗」などの事実関係を否定した「しかるべき立場にある道警本部幹部」を「取材源の秘匿」を理由に明示できないのは取材の常識からみて不自然さがぬぐえない。
 (中略)
 「捜査関係者」から集めたとされる証言を道警幹部にぶつけ、組織としての公式見解を求めるのは取材の常道だろう。
 (中略)
 道警の「次元を異にする」との指摘の方が報道に携わる立場からみれば説得力がある。
 同社が14日の朝刊に掲載した「おわび」はこの件には全く触れていない。取材した事実に基づいて道警の公式見解を求めたのか、求めなかったのか、読者への説明責任が求められる

と、同業者からも不自然との批判を受けています。

どうしてこんなことになったのか、はっきりさせて頂かないと、道新の記事は、東大多比良教授の論文と同じように捏造ではないかとの疑念が生じてしまいます。多比良教授のところだって、実験ノートが無いだけで問題になってますし、取材メモがなければ、今の多比良教授と同じように責められて当然だと思います。自分の会社の中での調査では済まないのですか?道警の調査より難しいなんて言わないで下さい。こちらの方が役員や関係者の処分より先に行うべきことだったと思います。

道警と道新の問題については、http://www.blog-headline.jp/archives/2006/01/post_1443.htmlに、さまざまなブログの情報がありましたので、そこから色々調べられると良いと思います。私の意見と異なる意見も述べられており、また、内部の事情を詳しく述べられているブログもあるようですので、状況を広く知るためには良いと思います。

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