三余亭

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zoom RSS さらに2論文に捏造の疑いが出た

<<   作成日時 : 2006/09/29 10:38   >>

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先のエントリーで、捏造したのは今回問題になった2編のみの前提で捏造の動機を想像して書きましたが、毎日新聞によると他にも捏造の疑いがあるようです。

阪大論文ねつ造:別の2論文もデータ改ざんの疑い

 大阪大大学院生命機能研究科の杉野明雄教授(62)による2論文のねつ造問題で、杉野教授らが02年に米国の専門誌に発表した別の論文2本でも、実験データをねつ造、改ざんした疑いの強いことが毎日新聞の調べで分かった。少なくとも計3カ所の図に不自然な部分があり、複数の共著者も認めた。以前から常習的にデータをねつ造、改ざんしていた可能性が新たに浮上。既に判明したねつ造について、杉野教授が同研究科研究公正委員会に弁明した内容の信頼性も揺らぎそうだ。

 この2論文は、酵母のDNA複製にかかわる酵素機能を解明した内容で、いずれも杉野教授が論文責任者を務めた。同委がねつ造と断定した2論文(今年掲載)と同じ生化学専門誌「ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー」に投稿され、02年8月と同10月に掲載された。

 同年8月掲載の論文では、異なる条件で同時に行った実験にもかかわらず、背景のノイズ(汚れ)などデータの特徴が酷似。別の図でも、異なる条件の実験で、データの画像を使い回ししたとみられる形跡があった。いずれも、コンピューターの画像処理ソフトで操作した可能性が高い。

(中略)

 同10月掲載の論文でも、同時に行ったはずの実験で、わずかに濃淡が異なるもののノイズなどの特徴が同じデータが、左右に並べられていた。(以下略)

【根本毅、河内敏康】

毎日新聞 2006年9月28日 3時00分


データの捏造の手法は、今回の捏造問題で明らかにされたのと同じもののようです。多分、これらの論文も捏造されたものなのでしょう。これ以外にも捏造の疑いがないのか、調査する必要がありそうです。

捏造がかなり頻繁に行われていたということになれば、捏造をする動機は、その方法でしか必要な論文を書けなかったからということになるでしょう。前のエントリーで触れた研究意欲がどうのとか、経済的理由がどうとか、そんなことが動機の可能性はかなり低くなるのではないかと思います。

教授になる以前は捏造なんてしていなかったと好意的に判断するなら、過度の業績主義により自分の研究室から業績を捏造してまでも出さなくてはならなかったから捏造してしまったのだと、過度の業績主義を悪者に考えることもできます。しかし、調査の結果、教授になる前から捏造していたことが判明したなら、教授選のあり方とか、業績の評価も論文の提出だけでなく原データも提出するとか、そこまで問題が広がるのではないかと思います。

それにしても捏造してもある程度の期間、それが発覚しなかったということは、たまたまそれが他の実験結果と合致するようになっていた、あるいは、どうでも良い研究で誰もその後発展させなかった、のどちらかなのじゃないかと思うのですが。後者だったら、わざわざ捏造しなくても良かったのに、と思います。

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