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筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic lateral sclerosis, さて、その 毎日新聞からですが、 ALS患者死亡:呼吸器装着説明は「家族の総意」で行わず 読売新聞もほぼ同じ内容なので違う部分を引用しますと、 ALSの義母、呼吸器着けず死亡…医師は詳しい説明せず 難しい問題です。 今までいろいろ書いてきた延命治療の問題と異なるのは、今までの話が延命治療の中止の問題だったのに対して、今回は延命治療を行うかどうかの問題であることです。 延命治療を中止するかどうか決める際にもめるのは、患者の意思がはっきりしていなかったし、それを確認することがすでにできないことが原因です。しかし、今回のALSでの延命治療を行うかどうかの問題は、ALSと診断された時点で患者の意思を確認できたわけですから、患者に病名や病状を知らせないでよいのか、という問題になると思うのです。 私は癌専門の医師で診療しておりますが、今でも高齢の患者さんのご家族が本人に癌だと知らせないでくれと言ってくることがあるのです。(とは言っても最近は、高齢の患者さんにも癌だと知らせるご家族がだんだん増えてきて、特にここ数年はそちらの方が多数派だとは感じるのですが。) そんなふうに知らせないでくれと言われた場合、非常に困るのです。嘘は必ずばれます。真実は一つですが、嘘は真実とは違って何通りもあるのですから、あの医者はこう言って、でも看護師はこう言って、別の医師はああ言って、と違う点がいくつも出てきてしまいます。周りが嘘をついても、「自分は癌なのだ」と悟る患者さんが大多数です。ご家族が思われるほど、高齢の患者さんは耄碌されておりません。まぁ、御高齢の方は優しい方が多く、うそに騙された振りをされている方が多いように思いますが。 もう10年以上前になりますが、告知されない方もまだ田舎では多かった頃、私の師匠の一人は、「本当のことを伝えないと、これからだんだん悪くなっていくうちに患者さんが疑心暗鬼で孤独になるから、今のうちに伝えましょう。」と御家族を説得して患者さんに癌と告知していました。師匠の言うことを、もっともだと思いました。以降、なるべく告知するようにしています。御家族の強い強い希望で告知しなかったり、前医に戻すので告知しなかったり、本意ではないこともありましたが。 「呼吸器装着に関する自己決定の過酷さを避け、あくまで患者の穏やかな死を、近親者が総意として望んだ結果」とか、「批判も多くあると思うが、家族全員が悩んだあげく、目の前の患者にとって最良の道を考えた」とか、御家族が思われていても、ご本人は実は全部わかっていたんじゃないかという気がします。 話が変わりますが、癌を告知して治療に同意していただく、というのは普通に行われていることです。転移が見つかったときなどは患者さんにとって非常につらい選択です。ですが、このことはがんを中心にみる病院ではある程度は(全部の病院で、全員にとは言いませんが)行われていることです。自己決定の過酷さは、現在医療を受ける場合には避けることができません。(胆管癌か胆嚢癌を告知しなかったのが問題になり裁判で負けた判例があったはずで、それが原因かどうかわかりませんが、告知することは日本でも一般的になってきました。知らせないと患者の自己決定権の侵害で裁判で負けるのではないでしょうか。) そしてそれ以上に、読売に出ていた今井尚志先生の「一般論として患者自身の知る権利は、『周囲の知らせない権利』よりも優先するべきだ。医師に任せたいのか、自分で決めた医療を受けたいのかも、患者の選択肢といえる」というのは正しいと思います。 医療を受ける受けないを選択するのは、本人が自由に、そして責任を持って決めるべきことなのではないかと思うのです。どのような最期を迎えるか、というのは、人の思い通りにならないことは相当ありますが、やはりできる限り本人の希望に沿うべきだろうと思います。そして、自分の命を左右する決定を人に任せると意思表示しない場合には、誰もその人の命を左右する決定をしてはいけないのではないかと思います。 今回の件の場合、少なくとも、「子供に任せる」という言葉を聞いておくべきではなかったかと思います。義理の子供が主治医になると家族関係と医師患者関係がぐちゃぐちゃになってしまって大変なんだろうとは思いますが。 |
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筋萎縮性側索硬化症(ALS)
筋萎縮性側索硬化症(ALS)での検索結果をマッシュアップ。一語から広がる言葉のポータルサイト。 ...続きを見る |
一語で検索 2007/08/21 02:20 |
【 筋萎縮性側索硬化症 】について最新のブログの口コミをまとめると
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プレサーチ 2007/09/29 16:47 |
後期高齢者医療制度:終末期の「抑制」重要 厚労省本音
後期高齢者医療制度についていろいろと話題になっていますが、終末期医療や延命治療の観点から考えてみたいと思います。毎日新聞の記事がきっかけです。 ...続きを見る |
三余亭 2008/04/24 21:36 |
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