|
奈良で自分の家に放火した少年がおりました。家族が死んだはずです。その事件で、少年の精神鑑定を行った医師が秘密漏示容疑で逮捕されました。問題となった本が出版されたあとの報道を見る限り、鑑定医が守秘義務違反を行ったということは明白だ、と考えていました。このような守秘義務違反を正当化できるような理由があったかどうか。それを考えたいと思います。 逮捕されたことに関する記事は最後の部分に載せておきます。 講談社はこちらに声明を出しました。一部抜粋します。 『僕はパパを殺すことに決めた』について 講談社の言い分があるのでしょうが、鑑定医が行った行為が正当化されるかどうか、難しいと思います。守秘義務はヒポクラテスの誓いにもあり、医師の基本的な義務です。 守秘義務違反を犯してもよい、という例外的な状況の一つに、医者が患者との話の中で特定の人間を殺すと明言している場合があったと思います。何かの医の倫理の本で読んだ実際の事件だった気がするのですが、本棚を探しても見つかりません。ネットで見つかる資料では、こちらのPDFの8ページ目、4.患者が既知の人に危害を及ぼす、の項目に書かれている事件だと思うのですが。(このPDFには他にもいろいろな状況の解説があり、守秘義務についての良い解説になっています。) 守秘義務を破っていい状況というのは、そうそうあるものではありません。守秘義務を破らないと誰かの命が危ない、社会が危ない、そのような場合に限定されています。 まあ、さほどに守秘義務というのは基本的な義務であり、鑑定医が調書を見せて、そのうえ迂闊にも写真まで撮られていたというのは、医師として失格。どのような理由があれ、失格。守秘義務は医師として、何も考えずとも守ってしまうほどに染みついている義務であるべきで、それをこの程度のことで破ってはいけない、と思います。 最後に引用する朝日新聞の記事にあるように「長男が殺人者という世間の誤解を解きたかった。」と言ってますが、守秘義務違反を犯して誰かの生命に関わるほどの利益を見つけられるのでしょうか?長男に対する誤解を解いたところで誰かの生命が救われるわけではありませんから無理でしょう。 マスコミにはマスコミの言い分があるのかもしれませんが、今回は守秘義務違反をしても誰の命も救えません。というわけで、医療における守秘義務を理解しない草薙厚子氏と講談社の言い分は却下。 最後に鑑定医が逮捕された件に関する朝日新聞の記事です。ほんとはどこか省略するべきなんだろうけど、ちょうどいいところがなかったので・・・・ 調書見せた容疑の精神科医「世間の誤解を解きたかった」 |
| << 前記事(2007/10/21) | トップへ | 後記事(2007/11/08)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
姓名判断 占い師募集
インターネットで診断するインターネット占いがありますが。この占いをする占い師を募集しているサイトがあります。そのサイトによりますと占い師は占いを通じてより相談者とのコミュニケーションを上手く取らなければなりませんから募集の要綱も厳しいようです、社会人としての一般常識や言葉使いがしっかり身についていること占い師としての専門知識と鑑定業務の経験がありプロ意識をしっかり持って仕事ができなければなりませんインターネットのチャットなど使えることも大事なようです占い師さんにとってもっとも... ...続きを見る |
姓名判断 相性 恋愛 @KOIJI 無料... 2007/11/13 15:13 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
崎浜医師が守秘義務を破ったことは違反です。しかし、それを越えて伝えたかった真実が、崎浜医師にはあったのではないでしょうか。少年犯罪は非公開です。ゆえに、我々一般市民は、裁判の過程で明かされる事件の真実を知ることができません。少年犯罪では、社会環境から病に陥る子どもが事件を犯すケースも多く、奈良の少年も、そのケースだと医師は鑑定していました。社会の被害者である少年が、社会で犯罪を犯して被害者をつくる…。そこに崎浜医師の訴えたいところがあったのではないでしょうか。今回の事件の少年を救うためでなく、不幸な事件をこれ以上繰り返さないため、現場からの訴えだった、と思います。草薙氏に疑問を持ちました。情報処理の手法、取材元を守れない無責任さは、マスコミ人として恥ずべき姿勢です。 |
崎浜医師 2007/11/28 19:08 |
| << 前記事(2007/10/21) | トップへ | 後記事(2007/11/08)>> |