三余亭

アクセスカウンタ

zoom RSS 地下鉄サリン事件から13年

<<   作成日時 : 2008/03/23 02:09   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

地下鉄サリン事件から13年になるということです。早いものです。

私(1970年生まれ)が高校生の時(昭和の終わり頃)からオウム真理教は活動しており、私が学んだ高校にオウム真理教の道場に通っている同級生がいました。学校に出てこなくなって道場に通いっぱなしとなり、結局高校は中退したのだと風の噂で聞きました。高校生にそのようなことをさせておく教団というのはとんでもなく怪しいと、当時から思っておりました。

当時は統一教会系のサークルも問題となっておりました。問題のある団体としては、そちらの方が有名だったでしょうか。合同結婚式もありましたしね。また、安部晋太郎が統一教会と仲が良いということで、私は嫌いな政治家でした。その流れで息子も嫌いです。

さて、オウム真理教ですが、私が大学生になってからも活動を続けておりました。平成に変わったころです。私は表立ってオウム真理教に反対する運動は行っておりませんでしたが、学食でチラシを見るたびに同級生達に、「この団体はとんでもない団体で・・・」と高校時代の話をしておりました。

ちょうど大学を卒業した年に地下鉄サリン事件が起きました。社会の反応の一つに、「科学を学んだ人間がなぜあのような教団に入り、唱えていることを信じ込んでしまったのか」というのがあったように記憶しています。私も同級生がオウム真理教の道場に通っていると聞いた時、「なぜあんな怪しいことに引っかかったのだろう」と不思議に思いました。なぜあんな空中浮揚とか水中息止めとか信じちゃったのか。というか、そんなものに頼らなければならない理由が当時は全然想像できませんでした。

あれから20年たって、年もとった私が今彼がそんなものに頼った理由を考えると、「おそらく、同級生が抱いた社会や人生についての問題に対する答えが科学や学問では到底出せないものだったから。あるいは、科学や学問の出す答えは自分が求めている答えではないような感じがしたから。」ではないか、と思うのです。生きる意味について、物理学が直接の答えを出してはくれません。生物学は、自分の遺伝子を増やすため、という答えを出すかもしれませんが、同級生が欲しかったのはそんな答えではなかったのでしょう。人のために役に立つとか、これをやることに喜びを感じるとか、この仕事をするために生まれてきたんだという実感(勘違いかも知れないのですが)とか、そんなものなのだったのではないでしょうか。

答えなんて出さなくても生きていける、というのはその通りです。答えがないこと、というか、答えを生きながら作っていくこと、こそが唯一の正解かもしれないそのような問いに、簡単に答えを出そうとしたことが間違いだったのかもしれません。

学校のテストには答えは必ずあります。それと同じような感じで生きる意味を考えれば、答えをわかりやすく示してくれるものがあれば、それになびいてしまうのかもしれません。答えがでない問いを抱えつつ生きていく、ということが若い時には難しいのかもしれないのですけど。年をとっちゃえば、それどころではなくなるのですけどね。

高校時代にオウム真理教の道場に通っていた同級生は、本当に私の考えた理由で信徒になったのかどうかは、もう確かめようがありません。当時聞くことはできませんでした。何か別の理由があったのかもしれません。

同級生がオウム真理教の犯した犯罪にかかわっていないか心配してニュースを見ていましたが、幸いそのようなことはありませんでした。

地下鉄サリン事件から13年というニュースを聞いて思ったことでした。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
【失敗の愛国心 鈴木邦男著 理論社】
よりみちパンセの中の一冊。一水会顧問の鈴木氏の著作は以前に「愛国者は信用できるか」を取り上げました。もう一冊読んでみようという気になったということは、どこか一致する部分があるということなのでしょう。自分では保守的・右翼的とは表はいないのですが。本書は「よりみちパンセ」の中の一冊ということもあり、わかりやすい言葉で書かれています。 ...続きを見る
三余亭
2008/07/02 02:11

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
地下鉄サリン事件から13年 三余亭/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる