三余亭

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zoom RSS 日経ビジネス Associe 7月15日号のアンドリュー・J・サター氏の記事

<<   作成日時 : 2008/07/09 23:11   >>

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「ヘルスケアシステムの根本は分かち合いの精神にあり」と題された、日経ビジネス Associe 7月15日号のアンドリュー・J・サター氏の記事は、アメリカの医療システム(保険制度)の抱える問題を、実に明確に述べられていて、大変参考になりました。

今までアメリカの保険制度について何回か述べてきています。以下をご参照ください。
クリントン氏敗北に思う
Sickoを見たい
Sickoに関連したNEJMの記事紹介と医療費不払い

WHOが2000年に発表した調査でアメリカの総合評価は37位、2002年の対GDP比のヘルスケア支出は14.6%で日本の7.9%のほぼ2倍。「一番大きな理由はおそらく米国に国民健康保険がないこと(p116)」と述べる筆者によるアメリカの過去から現在にいたる保険制度の変遷は、日本もまさしく同じ道を歩みそうな雰囲気の現状を考えると、ぜひ一読するべきと思います。

営利企業が生命保険の手法を(リスクの高い患者の保険料を高くすることを)導入し、”「この健康保険システムも消費者の側に立っている」と主張し続けてきた(p118)”ものの、”「ヘルスケアに消費者の選択を」という甘言にそそのかされ、破滅的な状況になっています(p119)”というアメリカの状況を考えれば、日本の国民皆保険はその原則を変えることなく維持すべきであろうと思います。

日経Associe7月15日号の表紙では、この記事のことが触れられておらず、残念。大変良い記事だと思いました。

なお、特集の行動経済学でわかった!勝てるビジネス心理術も面白かったです。人間には確率が小さい事象を過大評価し、確率が大きい事象を過小評価する性向があるということや、フレーミング効果と呼ばれる情報の提示方法を変えるだけで人の判断や選択が変わる効果があることを知り、私の仕事の上では、患者さんに治療の副作用を説明して治療法を決定してもらう際に、正しい判断をしてもらうための説明の仕方を検討しなくてはならないと考えさせられました。

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