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zoom RSS 【西の魔女が死んだ 梨木香歩著 新潮文庫】

<<   作成日時 : 2008/09/04 23:57   >>

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「ベストセラーって読まないのね」という妻の一言に、「そんなことないよ」と答えて翌日買ってきた本。売れたらしいですね。映画化もされたらしいです。

中学に入ったばかりの主人公が不登校となり、祖母の家に預けられ、そこで自分を形成していく、という話。トーマス・マンの「魔の山」を思い出しました。ビルドゥングスロマンってやつかな、そこまで大きな物語ではないかな。

人は必ず死ぬわけですが、だからといって簡単に受け入れられるものではないわけです。どう対処すべきか、というところで、主人公は少し困難を抱えています。
「パパは、死んだら、もう最後の最後なんだって言った。もう何もわからなくなって自分というものもなくなるんだって言った。もうなんにもなくなるんだって言った。でも、私が死んでも、やっぱり朝になったら太陽が出て、みんなは普通の生活を続けるのって聞いたら、そうだよって言った」
もう、最後のところはしゃくりあげていた。(p115)


自分が初めて死を意識した時のことを覚えていないので何とも言いようがないのですが、主人公のように考えて悲しくなってしまう気持はよくわかります。主人公の祖母が最後の最後で何かするわけですが、そこは読んでのお楽しみ。

「でも、精神さえ鍛えれば大丈夫」
「どうやって鍛えるの?」
まいはたたみかけるように熱心に訊いた。
「そうね。まず、早寝早起き。食事をしっかりととり、よく運動し、規則正しい生活をする」(p69)

何事も体が基本というこの部分、好きです。

小学校高学年から中学生くらいで読むと、多分一番いいんでしょう。死ということと、どう折り合いをつけていくか、ということも含めて。

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