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zoom RSS 【若者のための政治マニュアル 山口二郎著 講談社現代新書】

<<   作成日時 : 2008/11/29 22:00   >>

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「今の時代に即して、特に社会の荒廃で様々な被害を受けている若い人々に対して、政治のスキルを提示することを目指して、本書を執筆した(p11)」とありますが、若い人ならずとも考えさせられる新書です。

最初の章で、「政治の目的は生命の尊重」と小見出しがつけられています。読んだ瞬間「そういう基本的なところを忘れて普段生活しているなぁ」と反省させられました。

他にも色々と、そうだよなぁと思うところがありました。
人々が政治にかかわりを持ち始める最初の動機は、高邁な理想ではなく、自分にこのようなことをしてもらえるとありがたいとか、このような仕組みがあると助かるといった自分の利益の主張でよいことを、まず強調しておきたい。(p34)
政治の世界で、だまされないためには、誰もが使う流行語に要注意である。(p121)


オリックスの宮内さんを批判しているところは痛快です。ま、宮内さんはいろいろと危ういことをしているわけです。以下を参考。
http://ameblo.jp/t-garasu/entry-10011588055.html
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/blog-entry-676.html
http://blog.goo.ne.jp/hatatomoko1966826/e/1d0237f066648f398dceeefdbe22bfa8
http://www.asyura2.com/0601/senkyo25/msg/189.html
http://www.miyagi.med.or.jp/koho/mitimata1.txt
アメリカ医療の保険システムなんて保険会社しか儲けてないし医療費で破産する人はいるし。それでいて税金の負担割合は日本より高いのに、真似するなんて何考えているんだろ。

キャノンの御手洗さんは本書では批判されていませんが、以下を。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/06/post_03a4.html
http://www.news.janjan.jp/government/0801/0801028330/1.php

さて、経済財政諮問会議などの議論を批判して、
これらの議論は、いずれも、部分的に正しいことから出発して、それを過度に一般化し、誰も反対できない”正論”を形成するというインチキを行っている。(p75)
このタイプの議論には注意した方がいいですね。過度の一般化というのが要注意ですが、見抜くのはなかなか難しいかもしれませんし、反論するのも難しいかもしれないですけど。

鈴木宗男さんを褒めてました。
小泉時代にはすっかり悪役扱いされたが、鈴木宗男や亀井静香のほうが、他者に対する共感能力という点では、小泉やその手下よりも、はるかに立派な政治家である。(p109)

武部さん、次の選挙ではどうでしょうね。大丈夫かな。

不平等について鈍感で、人間の尊厳を無視することをいとわない強者が、市場競争という単純な原理で世の中を作り変えるという革命路線を走っている今、それとの対抗上、私のような左派が、保守思想の懐疑主義や慎重さに親近感を感じる。(p197)

というように、政治の対立軸が変わってきているように思います。
「オオカミは生きろ、ブタは死ね」か、「(強くなければ生きていけない、)優しくなければ生きていく資格がない」なのか、とまとめたらわかりやすいのかな。新自由主義vs従来の保守(守旧派と呼ばれた人たち)・左派。正しいのかな?それとも「努力した人が報われる社会」vs「努力せずとも生活できる社会」なのかな?立場によってどちらを採用したいか、わかれるところですね。

ちなみに「狼は生きろ、豚は死ね」って石原慎太郎さんが最初に使ったんですって。
http://q.hatena.ne.jp/1115895625
その割には新銀行東京を作った経緯が・・・・
「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」は原文ではちょっと違うようですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%82%A6

税金の支払額に関係なく、一人一票ある選挙権をぜひ有効に使わせていただこうという気になる本でした。衆議院解散前に是非。

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