三余亭

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zoom RSS 脳が、脳が、と言うのは心身二元論っぽいが、それでよいのか?

<<   作成日時 : 2009/01/22 06:07   >>

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脳科学が普通の人にも流行っているようですね。最近は、脳がタイトルについた本も多く見かけるようになってきました。そんな中で少し気になったことを指摘したいと思います。

例として挙げるのですが、ソニーのメルマガらしい、以下のサイト、
「脳が喜ぶ音楽、脳が感動する映像」
http://www.sony.jp/mail/mysony/feature/20080619/index.html
にあった一言、
「脳によい音楽は、その人が好きな音楽なんですよ。」

”私”の“脳”で感じている・考えているわけですから、”脳が喜ぶ”ということは“私が喜ぶ“と同義です。わざわざ主張することか?という気がします。

しかし、このような言葉がわざわざ発せられ、そして世間でも受け入れられているようである、ということからすると、世間では“私が喜ぶ“と”脳が喜ぶ”は同義とは受け取られていないのだと思います。これが私の推論ではなく、本当に「“私が喜ぶ“と”脳が喜ぶ”は同義ではない」と世間の人が考えていたとするなら、”私”と”脳”は異なるもの、ということになります。”私”は感じたり考えたりしている意識・心・主体、”脳”は頭蓋骨のなかの臓器ですから、この考えは心身二元論です。世間では心身二元論が主流ということになります。

現在の脳科学は心身一元論です。Wikipediaの関連箇所です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6#.E7.A5.9E.E7.B5.8C.E7.94.9F.E7.89.A9.E5.AD.A6
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%9B%B8%E9%96%A2

心の哲学でも一元論が主流です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6#.E5.BF.83.E8.BA.AB.E5.95.8F.E9.A1.8C.E3.81.AB.E5.AF.BE.E3.81.99.E3.82.8B.E4.B8.80.E5.85.83.E8.AB.96.E3.81.AE.E8.A7.A3.E7.AD.94

心身二元論が世間では受け入れられているということを前提にすれば、スピリチュアルも流行って脳科学も流行って、というのが理解できます。しかし、それはやっぱり物事を突き詰めて考えていないということになるし、科学が持つインパクトをきちんと理解できていないということになる、と思います。心が物質で説明できるんですよ、凄くないですか?

心身二元論と心身一元論の対立を先鋭させなくてよいという文化的背景があるのかもしれませんが、もっと脳科学が発展してくると、根源的なところまで戻って考えなきゃいけない問題が出てくると思います。
脳に電気刺激を与えたり、薬物を投与して、ストレスの多い仕事を楽しいと思わせるのは許されることか?頭の回転を速くする薬を受験前に使うのはドーピングか?個人そのままの評価をしたいのだからそういうことは許されるべきではない、とするか、物質に影響される部分は個人の範囲外だからそういうことを許すのか。
脳の一部が一般人の99%とは異なる構造をしていた人間が犯罪を犯した、その異なる構造のせいらしい、ならば犯人は刑罰を受けるべきなのか、病気のためと考えて責任能力なしとし刑罰を受けるべきではないのか?
(以上の例、どこかで見たり聞いたりした話なのですが、出典みつかりませんでした。)

マスコミに出る脳科学者の方には、こういうところもきっちり述べるべきだし、マスコミもそこのところも書いたり放送したりするべきだ、と思います。

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