三余亭

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zoom RSS 臓器移植法改正に思う2

<<   作成日時 : 2009/06/24 01:21   >>

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時機を逸した感が強いのですが。
臓器移植法改正案のいわゆるA案が衆議院で可決されました。

移植でしか治らないと言われた患者さんには朗報でしょう。すぐに臓器提供が増えるわけではないと思いますが、今までよりは希望が持てるようになったと思います。特に小児の患者さんは、今まで日本では移植医療が受けられなかったし、今後海外でも受けられなくなる可能性が高いわけで、A案が可決されたことでひとまず今後に希望をつなげた方もいらっしゃると思います。

だからといって問題が無いというわけではなく、虐待死、長期脳死の問題、などあるわけです。朝日新聞からです。
小児の脳死判定基準、日本小児科学会が検討委

2009年6月21日22時43分

 日本小児科学会(会長=横田俊平横浜市大教授)は21日、脳死になった子どもからの臓器移植を検討するプロジェクト委員会を発足させることを決めた。小児の脳死判定基準や虐待を受けて脳死状態になった子の見分け方、子どもの自己決定権をどう守るかなどについて議論し、できるだけ早く提言をまとめる。

 委員は小児科医7人と法律家2人、心理学者1人。

 脳死判定基準のほか、脳死状態にならないための小児救急医療態勢の整備、家族のケアのあり方などを議論する。人工呼吸器を着けて在宅療養している重症障害児は脳死とは異なるが、脳死と混同されやすく、こうした子どもたちが適切な医療を受ける権利についても話し合う。衆院で可決された臓器移植法改正A案に盛り込まれている親族への優先的提供の是非も議論する予定。

 同学会脳死移植担当理事の土屋滋東北大教授は「子どもの場合、脳死から心停止までが長い長期脳死があるとされるので、特に脳死判定は慎重に検討したい」と話す。

 参院に提出の動きがある新たな改正案に盛り込まれる見通しの子どもの脳死臨調について、横田会長は「ぜひ作ってほしい。小児科医も入れてもらいたい」と話した。


こういう問題があるけれどA案が可決されたことは良いことだと思っています。小児で移植しか治る方法がない患者
さんにとって、子供の移植が日本でできないということは、即、死を意味する状況になる可能性がありました。それが避けられた(現実には臓器提供が劇的増えるわけではないのでお亡くなりになる方も多いと思いますが)、というのが大きな理由。絶望の中で生きていくって、つらいことです。わずかとはいえ希望があるなら、何とか生きていける。

ただ、解決すべき問題はやっぱりあって、6歳未満の脳死判定基準の問題は解決する必要があると思います。現在の脳死判定は6歳未満には使えません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B3%E6%AD%BB#.E9.99.A4.E5.A4.96.E6.9D.A1.E4.BB.B6

基準の妥当性も問題になるかもしれません。
http://plus.yomiuri.co.jp/article/words/%E5%B0%8F%E5%85%90%E3%81%AE%E8%84%B3%E6%AD%BB%E5%88%A4%E5%AE%9A%E5%9F%BA%E6%BA%96

そもそも除外年齢の引き上げが必要かもという発表もありました。 「臨床的脳死判定後4 1 8 日間生存した1 3 才小児例」
http://dspace.lib.niigata-u.ac.jp:8080/dspace/bitstream/10191/4385/1/KJ00004300110.pdf
無呼吸テストをしていないので、厳密には判定基準を満たしてはいないのですが。

ちょっと外れますが「脳死は人の死」ということについては、以下のリンクのような議論もありました。abstractしか読めませんでしたが。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004833351/

とまぁ、いろいろ問題はありそうなものの、A案が通ったということは患者さんを絶望に苦しめずすんだということで良かったかと。

ちなみに、私が脳死になったら臓器提供はOKですが、妻は自分の臓器提供は嫌で子供の臓器提供も嫌とのこと。


参考
臓器移植法改正に思う
http://cuttlefish.at.webry.info/200905/article_1.html

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