三余亭

アクセスカウンタ

zoom RSS 昭和天皇の学問に対するお言葉

<<   作成日時 : 2010/01/09 23:17   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

今朝の朝日新聞のbe青版の「磯田道史のこの人、その言葉」で昭和天皇のお言葉が紹介されていました。
「学者はなんのためというような目前の利害だけを問題にして研究をしているのではない」
侍従から「粘菌のような微細なものをご研究になるのは何の為か」と聞かれ、そのようにお答えになられたとのことです。

医学という何のために行うのかはっきりしていて、しかも臨床医学という目前の利害しか問題にならないような営みに従事していると、利害とまるで関係のないような学問に対する引け目のようなものを感じることが時々あります。有益か無益かを気にすることなく学問に突き進む姿を美しく思うことがあるし、羨ましく思うこともあるし。

次のように書かれていました。昭和天皇のお言葉とのことです。
学者は「世界のあらゆるものの在り方を究め、一つのレコード(記録)を作ることに興味と使命を感じているのである。ガリレオが地動説を唱えたが、あしたレコードを探求する意味は、世上にあるすべてのことを明らかにするのが目的であって、人類は次から次へとレコードをつくってゆくことによって進歩発展する。」


大学発のヴェンチャーや産学連携が奨励されたりした時期がありましたが、学問は目前の利害だけが問題ではありません。哲学や数学のような、なんの役に立っているのか一見よくわからない学問も、人類の営みの一つで尊重されるべきものだと思います。そのような分野の予算が削られる傾向にあるようですが、その流れはそろそろやめないといけない。

昭和天皇の言葉は、学問というものの本質を突いたものだと思いました。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
私も読みました。
飄々となされていらした陛下でしたが、しっかりした考えの持ち主でしたんですね。
学問だけに専念できればどれだけ幸せでしたでしょうか。
粘菌と言えば南方熊楠ですが、放送大学で神坂次郎さんが <孤高の学者 南方熊楠>という特別講義をなさっていました。その講義の中で、侍従か誰かが南方について陛下に説明しようとしたところ、陛下が「君よりも私のほうが南方については知っているよ」と答えられたとか、陛下と熊楠とのほほえましいエピソードが紹介されていました。偶にですが放送されますのでもし機会があればご覧下さい。
ごり
2010/01/13 03:24
コメントありがとうございます。
機会があれば放送を見たいと思います。
それにしても、本質を突いたお言葉でした。
三余亭
2010/01/15 01:49

コメントする help

ニックネーム
本 文
昭和天皇の学問に対するお言葉 三余亭/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる