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zoom RSS 生体腎移植ドナーのその後の経過の論文

<<   作成日時 : 2010/03/13 07:51   >>

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Journal of American Medical Association (JAMA)にPerioperative Mortality and Long-term Survival Following Live Kidney Donationと題する論文が掲載されました(JAMA. 2010;303(10):959-966)。
いままで(専門外なんだけれど)腎移植についていろいろと書いてきたから、この論文についても触れておいた方がよいかと思いまして。

Abstractは無料で読むことができるはずです。論文本体も読んでみました。細かな点でドナーの情報が少なくて解析対象が小さくなったなどあるようですが、結果の信頼性を失わせるようなことではないと判断しました。

ドナーからの腎臓提供後、90日以内の死亡は1万人あたり3.1人。普通は30日以内の死亡を指標にしていたと思ったのですが、著者らが90日以内の死亡を使った理由は論文中に以下のように書いてありました。

Although more conservative than the commonly used 30-day perioperative mortality metric, death in the first 90 days seemed a good measure of surgical mortality, because this rate greatly exceeded the risk of death in the first 90 days for the NHANES III matched cohort (0.4 per 10 000 donors; 95% CI, 0.1-1.1; P=.001) compared with live donors.

いろいろな危険因子が見つかっていました。男性、黒人、高血圧、に当てはまれば90日以内の死亡のリスクが高まっていました。

1万人あたり3.1人というのが高いか低いか、著者らは次のように書いています。

This compares with reported surgical mortality of approximately 18 per 10 000 cases for laparoscopic cholecystectomy15 and approximately 260 per 10 000 cases for nondonor nephrectomy.

病気の治療の手術と、健康な人への手術を比べることに意味があるかどうか、議論があるでしょうが、手術そのものの死亡率は低いのは確か。しかしゼロではない。健康な人が死ぬわけですから、この数字の意味は大きいと思います。

ただ、90日以降の死亡率は比較対照群と差がなかったとのこと。

ひとまず、資料的な意味で書いてみました。

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