三余亭

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zoom RSS 【心が雨漏りする日には  中島らも著  青春出版社】

<<   作成日時 : 2004/10/17 14:15   >>

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著者の躁鬱病の体験記です。

著者の最初の症状は、朝起きて会社に行くのがつらい、そして自分で病気に気づいたきっかけは、目に見えている電柱まで歩く気力がでなかったことだったそうです。一回目の発病のときは、リタリンという薬と、周囲からの励まさず放っておくという対処が効を奏して一週間で治ったそうです。(でも、リタリンは覚醒剤と同じもののようなので、医師の処方以外では飲まないのが良いと思います。)鬱病のときは薬と休息といわれるのは本当なんですね。

その後、一日にウイスキー一本を飲むという生活の結果、アルコール性肝炎になって黄疸まででてしまい入院してしまいます。著者の創作生活も書かれていますが、多忙すぎて酒浸りになるのが理解できます。鬱病とアルコール依存を同時に発症する方も多いようですし、原稿用紙に書くのが面倒とか億劫とか書いてあるので、この時の著者も鬱かもしれないと思いますが。

40歳のときにまた鬱になって、そのとき三環系抗うつ薬を飲むのですが、少し元気が出てきて自殺願望が出てしまいます。鬱病は治りかけが一番危険だというのも本当なんですね。何もする気が無いのに、自殺する元気だけ出てきちゃうんですね。よくなったといって油断できない病気です。飛び降り自殺を決心して立ち上がったときに、わかぎえふさんがやってきて病院に運ばれて、助かります。診断は鬱病とアルコール依存症。入院です。

今度は厄年の42歳で躁状態になり、眠らない、疲れない、しまいにはわけのわからない理屈をつけて変な行動をとる、部屋に大便をするということまでしでかして病院に運ばれます。鬱状態の時は同情されますが、躁状態だと他人に迷惑をかけてしまうので、同情するのは難しい、迷惑なだけです。病気なんですけどね。そういう意味ではかわいそうな病気です。

そのあと、主治医の先生が変調をきたしたり、躁状態にまたなったり、薬のせいで突然眠っちゃったり失禁しちゃったり字が読めなくなったり、大変です。

何人かの芸術家が躁鬱病ということですが、著者もそんな一人なんですね。不幸にして病気になった人の壮絶な人生を、かいま見れる本です。

実際の躁鬱病の人が読んで役に立つかどうかは、また別の問題。

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