三余亭

アクセスカウンタ

zoom RSS 久々に病気腎移植の話題を。血管をしばる順番が違っていたようで。

<<   作成日時 : 2006/12/27 01:54   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

朝日新聞からです。
病気腎移植、学会が統一見解策定へ 関係5学会
宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠・泌尿器科部長(66)らによる病気腎移植の医学的妥当性を検証している日本移植学会と日本泌尿器科学会は、新たに日本腎臓学会など三つの学会に呼びかけ、がんの腎臓を使うなどした「万波移植」について統一見解をまとめることを決めた。一部の例外的なケースを除き、基本的には容認できないとの内容になる見通しで、早ければ来年1月にも公表する方針だ。(中略)
 この会議に出席した日本移植学会の幹部の一人は「現時点でも医学的常識から逸脱している例がいくつか見つかっている」と指摘する。がんで腎臓の摘出が必要な場合は通常、転移を防ぐために腎臓につながっている血管を縛り血流を止めてから摘出するが、万波医師らはそうした方法は取らず、移植を前提とした術式で摘出していたという。この幹部は「腎がんの治療目的での摘出ではないことは明らかで、標準的な治療とはかけ離れていると言わざるをえない」と話す。(以下略)


強調したような点が、どれくらいドナーとなるがん患者に影響を及ぼすのか。勉強不足で申し訳ありません、わからないのです。しかし、がんの手術を受けた患者さんに危険を及ぼすようなことがあるなら、ドナーが移植前提の手術でがんを摘出されたために不利益を受けていることになります。前に書いた
腎臓を摘出された患者は不必要な手術や必要以上に大きな侵襲を受けてはいないかどうか、を知りたいと思います。これは、ドナーとレシピエントの治療を同じ医師が行うことで生じる疑念です。
という懸念が残念ながら本当であったことになってしまいます。ドナーとなるがん患者に影響があるならですが。

来年1月の統一見解を待ちたいと思います。

ところで、3%の確率で癌の腎臓を移植した際にレシピエントに癌も移植されるとして、20例の手術を行っても1例も癌がレシピエントに移植されない確率は0.97の20乗で0.5437943となります。5%の確率として計算しても0.95の20乗は0.3584859。ということから考えても数%の頻度の出来事を論じるのには症例数があまりにも不足しているのは明白です。こちらでは、12月18日付けで勤務医さんがエビデンスは明らかと述べてらっしゃるのは、癌の腎臓移植に関しては明らかに間違い。前にも書きましたが、113名程度は調べないといけないと思います。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
提供者の腎はのこりのひとつでいいのか。
交通事故のおおい昨今、1つしかない腎がやられたらどうする。ひゃはりのこすものはのこすがただしい。大切にしよう自分の腎。
本当に
2007/02/15 11:17
http://cuttlefish.at.webry.info/200611/article_3.html
で書きましたが、”腎臓は一つあればよいから病気で腎臓を取るなら一つ取って移植に使えばよい、という意見に反対”です。
確かに交通事故での腎損傷の危険も問題ですね。
三余亭
2007/02/16 00:49

コメントする help

ニックネーム
本 文
久々に病気腎移植の話題を。血管をしばる順番が違っていたようで。 三余亭/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる