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zoom RSS 麻生太郎氏の”医師不足の責任はお宅ら(医師)の話ではないんですか”発言を考える

<<   作成日時 : 2008/11/21 22:19   >>

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昨日の麻生さんの発言がらみで、いろいろなところでいろいろ話が出ているようで。昨日書いたことも、少し言葉が足りなかったかもしれないので追加です。

言葉が足りなかったかもしれないのは
なぜ医師不足の責任がこちらにある?政策上のミスを医師に押しつけて医師を悪者にして自分たちの責任は無しですか。


医者を減らせと言ったのは医師会だろう、という主張もあります。池田信夫氏のブログが簡略でいいのかな。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/f65bacae249f66488dc8bfc3e9fbe384
リンクされている小倉英夫氏のブログも。
http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2008/08/post_0938.html

さて、新小児科医のつぶやきさんのブログ。
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20081121
そこに出ていた平成18年の医師の需給に関する検討会報告書
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0728-9c.pdf
その5ページ目から引用します。
このように病院における医師数が増加しているにもかかわらず、一方、病院における勤務の繁忙感が経年的に強まっていることが医療現場から強く指摘されている。医師の勤務状況調査の結果によれば、3年以上同一の施設に常勤で勤務している医師に3年前と比較した勤務負担を尋ねたところ、67.7%が「勤務負担が増えている」と回答している。その理由(複数回答)としては、@病院内の診療外業務(院内委員会活動・会議など)(62.3%)、A教育・指導(49.4%)、B外来患者数の増加(または減少)(32.7%)、C外来患者1 人に費やす時間(28.9%)が挙げられている。

○ その他、以下のような理由があることも指摘されている。
@ 患者の入院期間の短縮及び患者の高齢化による診療密度の上昇
A インフォームドコンセント、医療安全に対する配慮の強化
B 医療技術の向上と複雑化、多様化
C 1年365 日24 時間どんな時間でも専門医に診てもらいたい等、患者側の要望の拡大
D 医師が作成する文書量の増大
E 医師の専門性の細分化による医師相互での診療依頼(コンサルテーション)の増加 等


医者を減らせと医者も言った、しかし政治(行政?)もそれを認めた。
社会から医療に対する要求レベルが以前よりも上がった(悪いことばかりではないと個人的には思います)。
医者の数が増えなかったので、医者一人当たりの仕事量が増えた。燃え尽きた医者が病院を辞めた。残った医者の仕事量が増えた。燃え尽きて辞めた。以下堂々巡り。

医者が言ってることが前と違うだろうということは、ある意味その通り。しかし、要求される医療レベルが上がってきた、医者の仕事量が増えてきたのは、医者ばかりのせいではありません。診療報酬やら入院期間短縮やら行政による部分もあるし、患者さんからの要望もあるし、医学の進歩による部分もあるし。

こういう複合的な原因で起きたことは、誰かのせいにしたって始まりません。なのに麻生さんや二階さんは医者のせいにする。誰かを悪者にする手法はわかりやすいけど何の解決にもなりません。

産科の先生のブログも何かの参考に
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2008/11/post_d6f6_7.html

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