終戦記念日です。 まずは、母方の祖父の思い出を。 曾祖父が地主だったそうですから、祖父は裕福な家庭で育ったのだと思います。(地方公務員の息子の私とはえらい違いだ!)そんな祖父がこの前の戦争で兵隊として呼ばれたことがあったようで、どこに行ったのかは本人の口からはききませんでしたが、衛生兵で爆弾が飛ぶ中を走っていたと聞いた記憶があります。 さて、ここからは母からの話になるのですが、裕福な曾祖父が金の力で祖父を比較的安全な場所だか役職だかで召集されるように頼んだそうです。これを聞いた時、「どんな世の中でも結局は金なのだ」と子どもながらに思いました。戦争という極限状態ですら、というよりも極限状態だからこそ、金がものをいったのでしょう。 戦争が希望とかいう言論が一時期ありましたが、やっぱり金持ちの思うままになって貧乏人がババをひくようになっているのです。 戦争を生き残った祖父でしたが、曾祖父が農地改革のあおりで地主ではなくなり、いろいろあったのでしょうが市役所に勤めて母を育てました。優しい祖父でした。 なお、父方の祖父はサハリンにおり、父親と一緒に終戦後北海道に引き上げてきました。留萌沖で沈んだ船もありますが、幸いにして北海道に到着できたようです。私が生まれる前に亡くなったので、直接話したことはありません。 平和っていいですね。 |
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